縫製の町、谷町で
匠の技術継承ふたたび

縫製の町、谷町で匠の技術継承ふたたび

<NFLソーイングファクトリー>では職人歴半世紀のベテランに20代の若者が大切に育てられている。

15歳で弟子入りして5年で独り立ちできるようになった工場長・佐々田さんはこの道一筋48年。

「1着縫えばナンボ、10代で当時の大卒以上の給料でね(笑)」と修業時代からの思い出を懐かしく話す。

縫製は前地縫いといわれる、スーツの前身と裏地を縫い合わせていく作業が難しいという。

特に、「袖を身頃に縫い合わせていく」作業に関してはこだわりぬいているでは丁寧に袖を身頃に縫い合わせる際もやわらかく、肩が入りやすいように曲線をつけながら進める。

集中力が少しでも途切れると製品の仕上がりに正直に出る

「集中力が少しでも途切れると製品の仕上がりに正直に出る。」と縫い直す事も少なくないようだ。ミシンで縫う倍の時間が掛かるそうだが、「機械でやると肩や袖まわりがきつく締まり、着心地が良くならない。」

長年製作し続けながらも思い描いた通りに仕上がった時の清々しさは変えがたいと話す。

この春新卒で入社した寡黙で真面目な片山くんは実に自分の年齢の倍以上を職人ですごしている佐々田さんに畏敬の念を隠さない。

メンズの縫製がやりたかったという彼は服飾系の学校を卒業したが授業で学んだのはレディースばかり。

「同じ服なのに紳士と婦人でこんなに違うものだったのか」と当初は圧倒されたそうだ。

日本で失われつつある古き良き職人の世界が、大阪、谷町の地でかすかに、しかし確実に息を吹き返そうとしている。

それぞれのこだわり

型紙について

フォーマルスーツは以前は太いデザインのものが多かったがビジネススーツなどでは時代は細いデザインのものへと移行していく中で細身、普通、ゆったりの3スタイルの型紙を用意し、毎年お客様のお声、要望に応えてマイナーチェンジをしてきました。

若い方向けにはラペル(衿)を細く、シニア向けにはずっしりとした貫禄をだすためにラペル(衿)を太く、またラインもゆったりめにチェンジしていきました。

パンツは時代とともにどんどん細くなっていくので、改良を重ね、ヒップの食い込みを軽減させることに成功しました。

現在取り組んでいる型紙は細いラインでもゆったりと着こなせるように肩周りに改良を加え、立体感をだし、より人の身体にフィットする3D型紙を改良中です。

型紙について

生地について

多くのスーツメーカーの生地は生地の代理店から入手している店が多いなか、NFLは長年フォーマルウェアを縫製してきたので、御幸毛織やニッケ、富文毛織など生地メーカと直接取引をしております。

またNFLオリジナルの生地も織って頂けるので、単なる黒い生地でも8-10種類の企画をもった生地を取り扱うことができるので、シーズン、年齢層、デザインに応じて多様なフォーマルウェアを縫製しております。

また全国の機屋さんと取引をしているので、日本ではマイナーなインポート生地も入手できます。インポート生地は日本の気候にあっていないので、伸びてしまったりするのを防ぐため、日本の気候にあった生地に作り変えることも可能です。

多くのブライダル用のタキシードやフォーマルウェアを縫製してきた実績があるため、全国の機屋さんからお客様のニーズにあった生地を1着からご用意することが可能です。

生地について

縫製へのこだわり

縫製は前地縫いといわれる、スーツの前身と裏地を縫い合わせていく作業が難しいという。

特に、「袖を身頃に縫い合わせていく」作業に関してはこだわりぬいているでは丁寧に袖を身頃に縫い合わせる際もやわらかく、肩が入りやすいように曲線をつけながら進める。

「集中力が少しでも途切れると製品の仕上がりに正直に出る。」と縫い直す事も少なくないようだ。ミシンで縫う倍の時間が掛かるそうだが、「機械でやると肩や袖まわりがきつく締まり、着心地が良くならない。」

長年製作し続けながらも思い描いた通りに仕上がった時の清々しさは変えがたいと話す。

縫製へのこだわり

職人紹介

佐々田

名前 佐々田
仕事歴 15歳で弟子入りしてから5年で独り立ち、この道48年
専門 工場長、袖、身頃
コメント 時代によって様々な形のスーツが出てきており特に現代のシルエットの変化のスピードには驚かされる。ただその波に乗っていくことをこだわりとしてより良いものを縫製することを心がけています。

片山正祥

名前 片山正祥
学校 モード学園出身
専門 えり付け・見返し
コメント 入社して6ヶ月がたち、学校とは違い、なれないことや専門的な知識についていくのが大変でしたが、少し慣れてきて、一着丸々縫えるようになる為、日々頑張って行きたいと思います。

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歴史ある谷町繊維の復活